パワーストーン意味・解説/トパーズ
トパーズ Topaz
今回は、トパーズの解説をします。
- パワーストーンのパワー効果・意味の解説
- 鉱物学的解説
1:パワーストーン【トパーズ】の効果・解説
トパーズは、古代エジプトでは太陽神の象徴とされ、太陽のエネルギーを持つパワーストーンとして、尊ばれていました。
太陽のエネルギーを放つことから、人の生命エネルギーに直接働きかけると考えられています。
災いを跳ね除け、心身ともに強化してくれるパワフルな影響力を持つとされ、緊張やストレスからの解放をうながすと言われています。
感情の起伏が激しい人が持つと、精神的な安定が図れる効果が高いとされています。
また、コミュニケーションを必要とする仕事を後押ししてくれる、とされるパワーストーンで、周囲からの評価が高まると言われています。
2:パワーストーン【トパーズ】の鉱物学的解説
鉱物グループ:珪酸塩鉱物
鉱物名:トパーズ Topaz
日本名では、黄玉(おうぎょく)とも言います。
通常は無色透明~淡紅、帯緑色などで、イメージにある黄色の宝石のトパーズは、インペリアル・トパーズと呼びます。
見た目から石英のシトリンと混同されがちですが、鉱物としては全く別物です。
また、無色透明のトパーズでも宝石として扱われることもあります。
水色のブルートパーズも人気がありますが、こちらは無色のトパーズに放射線を照射して、色を変化させたものになります。
天然でもブルーのものはありますが、薄い色味なので、小さくカットしてしまうとほとんど無色に近くなってしまいます。
トパーズは、ペグマタイト(※1)や錫鉱脈などに産出します。
産出国としては、ブラジルやパキスタンなどがあげられます。
一定の角度に完全な劈開(※2)があり、結晶は、斜方晶系柱状です。
モースの硬度計(※3)では、8、条痕(※4)は白色です。
化学組成式:Al₂(SiO₄)(F,OH)
※1:ペグマタイト 地殻中で、有用鉱物が集中している部分-鉱床のうち、結晶が大型化される、主に花崗岩質の鉱床を指します。
※2:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。
※3:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩までの10段階に分類されていて、①滑石から⑩ダイアモンドへ順に硬くなることを示します。
※4:条痕 鉱物の粉末の色を言います。