パワーストーンの意味・解説/オパール
オパール Opal
今回は、オパールの解説をします。
- パワーストーンのパワー効果・意味の解説
- 鉱物学的解説
1:パワーストーン【オパール】の効果・解説
ロマンスと幸福のための願い事を叶えてくれる、
とされる、希望の石です。
大きなパワーを放出しているとされ、昔の霊能者や予言者は、霊的なパワーを高めるために、このパワーストーンを利用していたようです。
また、芸術的感性や美意識の向上などにも、効果を発揮すると言われていて、持ち主の感性を表現するためのサポートをしてくれるとされています。
更に、持ち主の中に眠る可能性や才能を開花させるエネルギーを放つとも言われる、神秘のパワーストーンです。
2:パワーストーン【オパール】の鉱物学的解説+α
鉱物グループ:酸化鉱物
鉱物名:蛋白石 Opal(オパール)
SiO₂(※1)に水が加わりできた鉱物であり、非晶質で、劈開(※2)もありません。断口(※3)は、貝殻状です。
色は、無色から虹色まで、多色にあらわれ、日本人に好まれる石の一つです。
角度により神秘的な色あいを放つ作用を遊色効果と呼びます。
内部のひびに入り込んだ水に、光が反射してあの虹色が生まれます。
ですから、水が蒸発してしまうと、変色してしまいます。
また、隙間がある構造から、もろく、壊れやすい性質を持っています。
産地は、メキシコとオーストラリアに、ほぼ2分されます。
メキシコ産は、火山の溶岩の中に、オーストラリア産は砂岩の中に生じます。
宝石でのオーストラリア産のものは、乳白色に細かい遊色、メキシコ産のものは、透明度が高く、大きな遊色があらわれることが特徴とされます。
貝オパールは、オーストラリアで発見されます。
これは、生物の化石が基になっていて、長い年月の中でオパール化したものです。
モースの硬度計(※3)では、5~6.5です。
化学組成式:SiO₂・nH₂O
余談なのですが、作家の宮沢賢治さんは作品の中で、多くの鉱物を、何かを形容する表現方法として使っています。
オパールも例外ではなく、「オパール」「火蛋白石(←メキシコオパールのこと)」「玻璃蛋白石」など、さまざまな描写をしています。
※1:SiO₂(二酸化珪素)水晶やアゲート、カルセドニー等も同じ成分
※2:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。
※3:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩までの10段階に分類されていて、①滑石から⑩ダイアモンドへ順に硬くなることを示します。