パワーストーン意味・解説/ラピスラズリ

ラピスラズリ LapisLazuli

 今回は、ラピスラズリの解説をします。
  1. パワーストーンのパワー効果・意味の解説
  2. 鉱物学的解説

1:パワーストーン【ラピスラズリ】の効果・解説

 ラピスラズリは、古代エジプトでは非常に尊ばれた宝石で、神のパワーを宿す守護のパワーストーンとされました。

ラピスラズリの青色は夜空を、散らばる金色(黄鉄鋼)は星を表し、神秘の力で、災いを跳ね除け、幸運をもたらすと言われています。

この石は、持ち主の内面に働きかけ、知的感性を高め、真実を見通す目や洞察力、
判断力をもたらす効果があるとされています。

また、品性を高め、周囲からの評価がアップするサポートをしてくれると言われているパワーストーンです。

2:パワーストーン【ラピスラズリ】の鉱物学的解説

 鉱物グループ:珪酸塩鉱物
 鉱物名:青金石 Lazurite(ラピスラズリ

 ラピスラズリ(ラズライト)の日本名は青金石です。黄鉄鋼を伴うアフガニスタン産のものが、特に美しいとされています。

画家のフェルメールの絵画の美しい青色に、ラピスラズリが顔料として多く使われていることでも有名です。

また、ラピス=石、ラズリ=ペルシャ語で群青色を指すと言います。

仏教の七宝に「瑠璃(るり)」がありますが、これは、ラピスのことだと言われています。
 
ラピスは、スカルン中(※1)に産出します。ただ、ラピスになるための条件は厳しく、産地も多くはなく、日本では産出されません。

劈開(※2)はなく、結晶は、等軸系で、モースの硬度計(※3)では、5~5.5となっています

化学組成式:(Na,Ca)₇~₈(Al,Si)₁₂(O,S)₂₄[(SO₄),Cl₂,(OH)₂]

※1:スカルン 接触鉱床の脈石で、ザクロ石や金属鉱物が産出されます。

※2:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。

※3:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩までの10段階に分類されていて、①滑石から⑩ダイアモンドへ順に硬くなることを示します。