パワーストーン意味・解説/ペリドット
ペリドット Peridot
今回は、ペリドットの解説をします。
- パワーストーンのパワー効果・意味の解説
- 鉱物学的解説
1:パワーストーン【ペリドット】の効果・解説
古くから人気のあったパワーストーンで、古代においては、金の土台にはめることで魔除けの効果が得られると信じられていました。
中世の伝承では、特に左腕に身に付けることで、パワーが得られるとされました。
錬金術師にも身を守る護符として利用されていたようです。
太陽のエネルギーを放つパワーストーンとされ、災いを跳ね除け、明るさや行動力、活発さなど、ポジティブなパワーをもたらすと言われています。
落ち込んだ時や恐怖心に陥った時に、ペリドットを持つことで、内面から気持ちを明るい方向へ導いてくれるとされます。
ストレスの軽減や心身のバランスが保たれるよう、サポートしてくれるとされるパワーストーンです。
2:パワーストーン【ペリドット】の鉱物学的解説
鉱物グループ:珪酸塩鉱物
鉱物名:橄欖石(かんらんせき) Olivine(オリビン)
ペリドットという名は宝石名で、宝石は透明で、黄緑色です。
苦土橄欖石、鉄橄欖石などがあり、緑色のものをオリビン石、黄色をクリソコラ、黄緑をペリドットと呼びます。
鉄橄欖石は稀で、出回っているものは苦土橄欖石に属します。
産出は、火成岩中と堆積岩の変質によるものの2種類あります。産地としては、アメリカのアリゾナが有名です。
古代においては、トパーズと混同している時期もあったようです。
結晶は斜方晶系に属し、劈開(※1)はなく、断口は貝殻状、モースの硬度計(※2)では、6.5~7となっています。条痕(※3)は、無色~半透明。
化学組成式:(Mg,Fe)₂SiO₄
※1:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。
※2:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩までの10段階に分類されていて、①滑石から⑩ダイアモンドへ順に硬くなることを示します。
※3:条痕 鉱物の粉末の色を言います。