パワーストーン意味・解説/カーネリアン

カーネリアン Carnelian

 今回は、カーネリアンの解説をします。
  1. パワーストーンのパワー効果・意味の解説
  2. 鉱物学的解説

1:パワーストーン【カーネリアン】の効果・解説

 やる気と行動力・勇気を象徴するパワーストーンです。考え方をポジティブに導いてくれるので、何事にも積極性が生じてくると言います。

古代エジプトでも、戦士が勝利の護符として利用していたようです。

就職活動や資格試験など、勝負の時に活力をもたらし、自己実現に向けての集中力が高まるとされます。そのため、自身の力を十分に発揮できるようになるとされています。

自分がどうあるべきか、どこへ向かうべきかといった方向付けのサポートをしてくれるので、迷いのある時に持つと良いとされます。

 また、人間関係がスムーズにいくように働きかけてくれ、説得力や存在感がアップ、生活に張りを感じるための、後押しをしてくれるパワーストーンとも言われています。

 体力的にもエネルギー値を高め、温かい波動で持ち主を包み、プラス思考へと導いてくれるという、力強いパワーストーンと言えます。

2:パワーストーン【カーネリアン】の鉱物学的解説+α

 鉱物グループ:酸化鉱物
 鉱物名:紅玉髄 Carnelian *玉髄 Chalcedony
 
 隠微晶質の石英の結晶が固まったもの-玉髄(ぎょくずい)の中で、酸化鉄を含み、黄~紅色・半透明で、縞模様のないものを紅玉髄(カーネリアン)と呼びます。
日光に当て続けると、色が濃くなる性質があります。

 ちなみに、酸化ニッケルにより緑色になったものは、緑玉髄 Chrysoprase(クリソプレーズ)と言います。
 また、玉髄の中で、縞模様が美しいものを瑪瑙(アゲート)と呼びます。
 
 主な産出国はインド、ブラジルです。

劈開(※1)はなく、モースの硬度計(※2)では、6.5~7です。
結晶の形は、三方晶系。条痕(※3)は、白色。

化学組成式:SiO₂

 余談ですが、鉱物や宝石名を形容表現として、作品中に多く登場させている宮沢賢治さんですが、この玉髄の使用頻度も高いです。
特に、空の雲を表現してることが多いようです。
 

※1:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。

※2:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩までの10段階に分類されていて、①滑石から⑩ダイアモンドへ順に硬くなることを示します。

※3:条痕 鉱物の粉末の色を言います。