パワーストーン意味・解説/ロードクロサイト(インカローズ)

ロードクロサイト Rhodochrosite

 今回は、ロードクロサイト(インカローズ)の解説をします。
  1. パワーストーンのパワー効果・意味の解説
  2. 鉱物学的解説

1:パワーストーン【ロードクロサイト】の効果・解説

 ローズクォーツ同様、恋愛の石と言われ、ロマンスや情熱をもたらすとされています。

また、「気」を活性化する効果が高く、勇気を与えてくれるとも言われています。

 ロードクロサイトは、癒しのエネルギーが強く、心が傷付いている時に持つと、立ち直りを早めてくれるとされています。
傷心の時に陥りがちな、後ろ向きな考え方や、マイナスの感情などの悪循環から、解放してくれるとされるパワーストーンです。

そして、自信と気力が戻り、生活に張りがもたらされるようになるとされます。
 
 持ち主の内面に温かく働きかけてくれ、魅力を引き出し、幸せになろうとする気持ちをサポートしてくれる、と言われています。

2:パワーストーン【ロードクロサイト】の鉱物学的解説

 鉱物グループ:炭酸塩鉱物
 鉱物名:菱マンガン鉱 Rhodochrosite(ロードクロサイト)

 別名インカローズとも呼ばれています。
金属鉱脈中に産し、以前は北海道など日本でも産出していました。

海外では、アルゼンチンなど中南米に多く産出します。
透明感のあるものや、紅色で層状の模様のあるものが重用されます。
コロラド産のピンク色の美しいものは、とても人気が高く、高価です。

 結晶質のものは劈開(※1)は完全で、緻密塊上のものは劈開が不鮮明である性質を持ちます。結晶は六方晶系に属します。
条痕(※2)は、いずれも白色で、モースの硬度計(※3)では、3.5~4とかなり柔らかいのも特徴です。 

化学組成式:MnCO₃


※1:劈開(へきかい) 鉱物が一定の決まった方向に割れる、または、剥がれる性質を言い、その性質により鉱物を鑑定することができます。

※2:条痕 鉱物の粉末の色を言います。

※3:モースの硬度計 鉱物の硬さが、①~⑩までの10段階に分類されていて、①滑石から⑩ダイアモンドへ順に硬くなることを示します。